お子さんの歯のケアを早いうちから始めることは虫歯予防にとても効果があります。
「20本」ある子供の歯は生まれた時にすでに顎の中にあり、生後6ヶ月頃から生え始めます。
この時の歯の状態が、将来、大人になった時の「歯並び」や「笑顔を見せた時の歯茎」の見え方などに影響します。
どうやって子供の歯をケアすれば良いの?
まず大切なことは、『1歳を迎える前』に歯科医院を受診することです。
さらに次に挙げるようなことを家でも実践してみてください!
生後数週間〜 口の中を濡れガーゼで拭く習慣を始めましょう
生後数週間はまだ歯が生えていませんが、あっという間に歯が生え始めます。
最初は『下の前歯』が生後6ヶ月ほどで生え始め、この ”生えたて” が最も虫歯になり易い時期です。
そのため、段階から口の中に異物が入るということへの抵抗を少なくさせていきましょう。
この時、濡らしたガーゼや専用の製品を使って歯茎を優しく拭ってあげてください。
また、子供さんによっては歯の生える時期が『生後12〜14ヶ月頃』のこともありますが、これは ”個性” ですのであまり不安にならないようにしましょう。
ピジョンの『歯磨きナップ』はキシリトールが配合されているのでオススメです。
また使い捨てにできるところもガーゼとは違い衛生的です。
生後6ヶ月〜 口の中に歯ブラシがあることに慣れさせましょう
これはとても根気のいる作業ですが、保護者が納得できるくらい綺麗にできるまで1日に2回3回と歯ブラシをし続けましょう。
最初は泣いてしまったり、暴れたりするかもしれませんがお母さんに押さえつけられても子供はお母さんを恨みません。
ですので、ここはお母さんが納得できるまで口の中を掃除しましょう。
基本的にこの段階では歯ブラシのブランドや形状を機にする必要はありません。
オススメは上の写真のように喉の奥まで刺さらないように柄のついたタイプです。
また『子供の口に合ったサイズの歯ブラシ』や『米粒大のフッ素入りの歯磨き粉』を使用することも重要です。
そして、歯と歯の間が接するようになってきたら『フロス』も始めるようにして下さい。
子供の虫歯の多くは歯と歯の間から起こるので、フロスは効果的です。
フロスは持ち手のついたタイプが使いやすいです。
また衛生面からも使い捨てにするようにしましょう。
この時期から「かかりつけの歯科医院」を定め、受診を開始して下さい。
3歳になるまで どんどん生えてくる新しい歯に注意しましょう
子供が3歳になるまでの間は、新しい乳歯がどんどん生えてきます。
保護者の方は、生えたら見逃さずよく磨くように注意して下さい。
特に「一番奥の歯」と「その手前の歯」は、歯の噛む面に溝があり、虫歯が発生しやすいポイントになっています。
1日に朝と夜の2回は歯を磨き、引き続き定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。
3歳〜6歳まで 仕上げ磨きを必ずしましょう
子供の自立心を促すためにも歯ブラシ習慣をつけることは大切です。
1日に朝と夜の2回は歯を磨きます。
3歳〜6歳の間は子供がブラッシングしたら必ず磨き残しがないかチェックします。
また、歯磨き粉を飲み込んでいないかにも注意して下さい。
そして仕上げ磨きの時に「豆粒大」のフッ素入りペーストを使うようにしましょう。
ライオンのチェックアップシリーズは、低濃度の『フッ化ナトリウム』が配合されているので、毎日の歯磨きにピッタリです。
さらに研磨剤を配合していないので多少飲み込んでも問題ありません。
味も『グレープ』『バナナ』『アップル』『ピーチ』『レモンティー』と豊富にあるので、飽きさせずにフッ素を塗布することができて便利です。
お家でのフッ素は効果を最大限にするために必ず仕上げ磨きの最後に行うようにして下さいね!
まとめ
赤ちゃんにとって歯磨きは未知の体験なので、最初は嫌がります。
しかし、生まれてすぐに服を着るように、歯ブラシも早い段階から始めることで慣れさせてそれが当たり前の状態にすることができます。
気づいたらとにかく早い段階から始めましょう!