先日、学生の頃から通っている美容室に行った時に奥さんからこんな相談を受けました。
『うちの3番目の子、もう4歳なんですけど、まだ指しゃぶりが止まんないんですよ。何かいい方法ないですか?』
”指しゃぶり” は大体2歳になる頃には無くなっているのが普通です。
2歳を超えても指しゃぶりをしていると、手に "吸いダコ” ができるだけでなく、指で歯が押されて ”歯並び” に影響を与えてしまいます。
指しゃぶりと歯並びの関係
「歯並び」は ”舌” が歯を外に押す力と "唇" が歯を中に押す力のちょうど中間地点に生えています。それだけ微妙な力関係によって生える位置が決まっているのです。
例えば、親指を指しゃぶりする癖がある子供では、指を吸う事によって上の歯が前に押され逆に下の前歯は中へ押し込む力が働きます。
この結果、前歯に指の大きさ分だけ隙間が出来てしまいます。
実際、この美容師のお子さんも前歯に隙間が出来ているとおっしゃっていました。
指しゃぶりを止めるのは大変?!
『幼稚園の先生に聞いたら、幼稚園でも指しゃぶりしてるみたいなんです。家にいる時はすぐ注意できるけど幼稚園でやられるとちょっと…(苦笑)』
そうなんです!子供は暇だなぁと思ったり、不安や寂しさを感じた時も指しゃぶりをします。
また夜眠る時についついしてしまう子も多いです。
家にいる時は見つけたらすぐ注意したり、手に「靴下」を履かせてしゃぶれないようにしたりと対応できますが、さすがに家の外では出来ません。
「指しゃぶり」は ”悪習慣” ですので、家と幼稚園・保育園両方でやめさせる方法を採用しなければ克服出来ません。
指しゃぶり防止には『バイターストップ』が効果的!
この家でも保育園でも指しゃぶりをやめさせる画期的な方法があります。
それが手に「にが〜〜〜い!!」マニキュアを塗る方法です。
このマヴァラというメーカーが出している「バイターストップ」は体に安全な苦み成分でできたマニキュアのような商品です。
苦みの主成分である「安息香酸デナトニウム」はギネスブックに『世界最強の苦み物質』として認定されているくらい苦い成分です。
主に、赤ちゃんがおもちゃを誤って口に入れて飲み込んでしまわないように、おもちゃの表面にコーティングして口に入れさせない目的で広く使われている成分です。
私も以前試したことがありますが「濃度調整」がされているとはいえ、大人が舐めてもかなり苦いと感じる苦さです!
このバイターストップを爪に塗って少し経つと、乾いて定着し「透明」なマニキュアを塗ったようなピカピカの爪になります。
特に女の子は小さくても指先のお洒落に興味があるのか、この透明のマニキュアを喜んでするみたいです。
透明だから幼稚園や保育園につけていっても問題ありませんし、あらかじめ先生の了解を取っておけば心配ありません。
すぐに効果が出る実力の高さ!
『この間はありがとうございました〜!あの後、1週間で指しゃぶりしなくなりました!歯が飛び出てたのも段々中に収まってきました!』
「バイターストップ」の良いところは、効果が早くテキメンに出るところです。
しかも、家にいる時はもちろん、幼稚園や保育園、場合によっては小学校に行っている間でも「指しゃぶりをやめさせる治療」を継続し続けてくれます。
幼稚園くらいの小さいお子さんは、家の外にいる時間が少ないですのでこまめにバイターストップを塗り直すチャンスがありますし、苦みになれることは無いのでかなり高い確率で指しゃぶりを卒業できます!
特に女の子はお洒落ができると思って喜んでくれますから協力的です。
もちろん男の子の場合問題なく使えます!
まとめ
もしも指しゃぶりを放置してしまうと歯並びが悪くなり、それに加えて「したったらず」な喋り方をする子供になってしまいます。
「サ行」が息が抜けたような喋り方です。
発音の仕方は子供の時期にほぼ決まってしまうので、子供のうちに矯正しないと大人になってからもしたったらずな喋り方は残ります。
ですので、悪い癖がついてしまう前に「指しゃぶり」を卒業させることをオススメします!