歯周病予防には『舌ブラシ』が重要!
虫歯や歯周病の予防のために歯を磨いている方は大勢いらっしゃると思います。
これはとても大切なことですが、実はそれと同じくらい『舌』をきれいに保つことが大切なんです!
その理由をご説明していきますね!
お口の1/3は『舌』で構成されている!
お口の中で舌が占める割合は結構多いです。
体積でいうと1/3を占めているんですが、さらにベロの表面は ”乳頭” と呼ばれるざらざらした小さな突起が無数にあって表面積がとても多くなっています。
このざらざらした部分に細菌が住みつきやすく、「カンジダ・アルビンカンス」というカビが繁殖しやすい環境にもなっています。
カンジダは真菌と呼ばれるカビの一種で、口腔常在菌の一種で細長い形をしています。
これが絡み合うように成長するため網目のような構造になりさらに細菌が住みやすい環境を作ります。
またカンジダ自体も普段はあまり毒性はありません。
しかし数が多くなるとやはり健康上の問題が起きてきますし、肺の中に入り込んだりすると『肺炎』の原因にもなったりします。
ガンなどの悪性腫瘍や免疫が低下するような疾患にかかったご老人の多くは最後は肺炎が原因で亡くなることが多いです。
ですから普段からカンジダを含む細菌やバクテリアの絶対的な数を少なくしておくことが大切です。
逆にほっぺたは表面がツルツルしているので、細菌としては舌と比べて住みつきにくい環境です。
またざらざらしたベロでこすって自動的に清掃されるので、クリーンに保たれています。これを「自浄作用」と呼びます。
『舌』をきれいに保つには?
舌をきれいに保つのは、専用の『舌クリーナ』がオススメです。
”舌クリーナー” や ”舌ブラシ” といった商品が世の中に出回っているのでご自分の使いやすいものや好みのデザインのものを選ぶと良いと思います。
あえておすすめ商品をご紹介すると『ピュアループ レン』などが使いやすいと思います。
これはソフトナイロンを使っているので、はじめて舌を磨く方にも刺激が少なく、優しい使い心地のでおすすめします。
様々な色があるのでご家族で使っても見分けがつきやすいのが良いポイントです。
ただ、毛がマジックテープの柔らかい側のような入り組んだ構造なので、長く使用するにつれてソフトナイロンの毛の中に細菌がたまりやすく、逆に細菌の温床ともなりかねないのでこまめに交換が必要です。
その他の類似品としては『W-1 ST』という商品があります。
これも構造としては先ほどの『ピュアループ レン』と似ていて、新潟大学大学院医学歯科総合研究科というところが開発しているそうです。
新潟大学が特別、歯周病や虫歯の治療や研究に特化した医療機関というわけではないので、先ほどの『ピュアループ レン』とは性能面ではあまり差はないと思います。
しかし歯科医師が開発したという点で、持ち手の形状が持ちやすいように調整されていたり、携帯しやすいようにに「ケース」が付属していたりと細かい ”気配り” や ”使いやすさ” があります。
職場のお昼を食べた後や出先でも舌を磨きたかったりする場合には重宝すると思います。
慣れてきたら『舌クリーナー』もオススメ
舌を磨くときは特有の「オエッ!」とす感覚があるので慣れないうちは舌ブラシおすすめですが、慣れてきたら舌クリーナーも効果的です。
この『潤いのベロクリーナー』は特にお勧めで、舌をもがくクリーナーと汚れを舌から浮かせるスプレーがセットになった商品です。
舌に汚れが沈着しやすい原因の一つに加齢に伴う「唾液の減少」があります。
本来なら ”つば” によって汚れが柔らかくなって表面からはがれやすくなります。
しかし、唾液の分泌が少なくなると ”お鍋にこびりついたコゲ” のようにこすっても落ちにくくなってしまいます。
この『潤いのベロクリーナー』に付属しているスプレーは潤いを保つ ”ヒアルロン酸” や ”トレハロース” が配合されているのでお口全体の保湿をしつつ、ベロから汚れを浮かせることができます。
またキウイ果汁も配合されているので、使いごごちが爽やかでキウイエキス自体が少し酸性ということもあってピーリング効果で表面から汚れを浮きやすくもしてくれます。
また舌クリーナーはチタンでできているので長期の使用にも錆びることはなく、形状も劣化しないので長持ちします。
また金属が舌を傷付けにくく、汚れを掻き出しやすいように工夫された形状をしているので効率的に舌を掃除できます。
欠点としては、これは入れ歯の素材として使うときもあるのですが、卑金属特有の ”エグ味” があります。
これは表現しにくいんですが、「金属の味を感じる」ということです。
しかし性能面では問題ありませんので、ご安心ください。
このように、舌を清潔に保つには専用の器具を使うとより簡単で確実にクリーンにすることができます。
このほかに良い製品があったら追加でご紹介していきますね!
長文お読みいただいて、ありがとうございました。
その他にベロクリーナーに関する情報はこちらをご参考にして下さい!