たくさん歯ブラシがありすぎてどれを選べばいいかや専門家はどんな歯ブラシをおすすめするのかを知りたいですか?
この記事では歯周病専門医が推奨する歯ブラシを選ぶときのポイントと具体的な歯ブラシをご紹介していますので、どうぞご参考にしてください。
この記事は10年以上の経験をもつ歯科医師と歯周病専門医が執筆しています。
良い歯ブラシの4つの条件
歯ブラシ選びの基本は『どこのメーカーの良いか』ではなく、『どんな形をしているか』です。
歯ブラシの理想的な形は、毛の『材質』、『硬さ』、『長さ』、『カットの仕方』で決まります。
この4つのポイントの選び方で『歯周病(歯槽膿漏)』や『虫歯予防』への効果が格段に変わってきます。
毛の材質
現在流通している歯ブラシの多くはナイロンでできています。
中には馬の毛や豚の毛を使った高級な歯ブラシもありますが、高価な歯ブラシが効果の高い歯ブラシというわけではありません。
むしろ動物の毛を使った歯ブラシは目に見えない穴が空いていて、そこにバクテリアが住み着きやすく、不潔になりやすいのでオススメしません。
ナイロンはというとモノフィラメントと呼ばれる単一繊維でできているので、細菌が入り込む隙がなく、清潔に保つことができます。
しかも比較的短時間で乾燥させることができます。
最近はポチブチレンなどを使用した歯ブラシも出てきていますが汚れがつきにくく、乾燥させやすい材質であればなんでも結構です。
毛の硬さ
せっかちな性格の人ほど毛の硬い歯ブラシを好んで使いますが、歯ブラシの毛は『ふつう』のものがベストです。柔らかいものはコシがなくてきちんと磨けませんし、硬いものは狭いところへ入って行かないのでおすすめしません。
それでも好みの硬さがあるのであれば、次の『毛の長さ』を考慮に入れてください。
毛の長さ
実はこの毛の長さが使い易い歯ブラシとそうでない歯ブラシを分けています。
同じ硬さの毛であっても長い毛先のものと短く刈り込んだ毛先のものとでは『しなやかさ』が違います。
正解を言うと毛は『長い』方が使いやすいです。
よく売られている子供用の歯ブラシは子供の小さい口の中に入るように毛が短く刈り込まれています。しかしその結果として細かい本当に磨きたいところが磨けない歯ブラシになっています。
ですから、わたしは子供でも大人用に歯ブラシを使うことをお勧めします。
カットの仕方
毛のカットの仕方も歯ブラシで細かい部分を磨くのに大事な要素です。
まっすぐ『一直線』にカットされたものと『ギザギザ』した形になるようにカットされたものとでは、歯と歯の間への入りやすさが全く違います。ギザギザしている方がおすすめです。
歯周病も虫歯も歯と歯の間から発生しますから、この部位を磨くことが非常に大事です。
以上のことをまとめると
- ナイロンでできた
- 『ふつう』の硬さで
- 毛の長さは長めで
- ギザギザした形の歯ブラシ
歯周病専門医が選ぶおすすめ歯ブラシ
ソニッケアー フレックスケアープラチナ
ソニッケアーの中でも上位の機種だけあって、プラーク除去効率、使いやすさ、清潔さどこをみても申し分ないのがソニッケアーフレックスケアプラチナです。
替えブラシが簡単に交換できるので、一台あれば家族全員で共有できるのもおすすめポイント!
価格以上の価値を提供してくれる一品です!
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン
再び再登場のソニッケアーシリーズ。その中でもダイヤモンドクリーンは最上位機種にあたる。価格は高いが、替えブラシのミニサイズが最初から付属していたり、持ち運びできるケースが付いていたり、磨く以外にホワイトニングモードや歯ぐきをマッサージするモードもついているのもおすすめポイントだ!
ルシェロ グラッポ P-30
LION DENT.EX systema GENKI
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DENT.EX システマ 44M
ルシェロ P-10
ルシェロ op-10
歯周病専門医がおすすめする歯ブラシ まとめ
とまぁ、私の好みもだいぶ入っていますが、どれも全部私が試してきた中で『これは!』と感じたものを載せています。
これらの歯ブラシは当然、虫歯予防にも有効です。あとはこれに良い『歯みがき粉』を組み合わせることで予防歯科が出来ますね!